イ・ジュンギさん主演ドラマ「アラン使道伝」第16話「ソリムの死の真相」のネタバレ(あらすじ)をまとめました。
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前回までの「アラン使道伝」
第1話から第5話
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第6話から第10話
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第11話から第15話
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第16話ネタバレ(あらすじ)
針母の仇
山の廃屋にウノの母とジュワル。
ジュワルを止めるソリム。
それはアランのソリム時代の記憶の中の風景だ。
そしてその記憶が今彼女を悩ませている。
なぜそこに使道の母上が?…と。
一方ウノはウノで悩んでいた。
自分の母がソリムの死に関わっているかも知れないと案じていたから。
もしそうだったらどうしたらいいんだ?と悩んでしまう。
そんな2人は役所で鉢合わせ、互いに話があると切り出した。
そうしてウノの母の体が何者かに使われている事、ウノの師匠は玉皇上帝だという事を話した。
作られたように繋がっている出来事。
偶然とは思えないアランとウノの出会い。
だからアランは一連の出来事に、玉皇上帝の思惑を感じる…というのだ。
そうして彼女はウノに頼んだ。
針母の仇を取りたいから、犯人を探して欲しい…と。
翌日、ウノの指示で役所の邏卒たちが総出で針母の遺体の捜索を行い、遺体は森の中で発見された。
ちょうど針母の遺体が発見された頃、そこにアランが現れた。
しかしウノは彼女を止めた、「見るな!」と。
あの時もそうだった。
ソリムの遺体が発見された現場にアランが現れた時も、彼は見るなと止めてくれたのだ。
彼女が傷つかないように、ショックを受けてしまわないように。
けれど彼女は彼の優しさと知りつつ、彼の静止を振り切った。
謝らなければと思ったから。
自分が巻き込んでしまったから。
だから直接彼女の遺体を見て、お詫びを伝えたかったのだ。
そうして彼女は針母の遺体にお詫びを告げ、必ず犯人を捕まえると約束し、懐からあの時持って来た身分証を取り出した。
身分証の持ち主は、チェ大監の家の使用人のコドルのものだった。
その夜、2人は針母の事を話した。
ソリムの遺体が発見された時、針母はその遺体にすがりついて泣いていた。
あの日の彼女は自分の悲しみでいっぱいで気づくことが出来なかった。
あんなにも自分の死を悲しんでくれる人が居るという事に。
そんな話を彼にしたアランは、「コドルだけ捕まえて終わるの?」とウノに尋ねた。
コドルだけ捕まえた所で、何も終わらない。
黒幕は別にいて、それが誰かを2人は知っているから。
だから「親玉は大監だ。終わらせない」と、ウノは強い決意を告げた。
消された記憶
「イ・ソリムがなぜ死んだか気にならない?」
アランのその問以降、ジュワルは考えていた。
きっと嫌な予感がしたのだろう。
だからホンリョンの元を訪れ、「顔すらも覚えていないあの娘(ソリム)を私が殺したのですか?」と尋ねた。
すると「そうだ」と肯定の言葉が返って来る。
けれど彼は覚えていない。
自分の婚約者を手にかけた事など。
だからホンリョンは教えてくれたのだ。
あの日、ウノの母の体を手に入れる全てをソリムに見られてしまったから、殺すしかなかったのだ…と。
そうして覚えていないジュワルに、ホンリョンは残酷な事を教えてくれた。
ジュワル自身が記憶を消して欲しいと頼んだのだ…と。
そしてそれは初めての事ではなかった。
彼はホンリョンの依頼で誰かの命を奪うたび、その罪の重さに恐ろしさに耐えられず、いつもホンリョンに記憶を消してもらっていたのだ。
そこまで教えたホンリョンだったが、一つだけ大事な事をまだ教えていない。
覚えていないジュワルにとって、一番辛い真実を。
それは彼が手にかけ命を奪った婚約者は、今彼が恋い焦がれているアランなのだという事を。
その頃、アランは一人廃屋を訪れていた。
また何かを思い出せそうな気がして。
するとそこに、ホンリョンから衝撃の事実を聞いたジュワルが現れた。
その現場を確認したいと思ったのだろう。
驚いたジュワルは「なぜここへ?」とアランに尋ねると「以前ここに廃屋があって、来た事があるの」と言う。
そしてアランもまた、なぜここに居るのか?と尋ねたのだが、焦ったジュワルは質問には答えずごまかしてしまう。
けれどアランは再び尋ねる。
「イ・ソリムが死んだ日も、若旦那はここにいたの?」と。
真相を知っているかのようなその問いに、ジュワルは何も答える事が出来なかった。
祖父の過去、母の恨み
母の事、チェ大監の事を知りたかったウノは、父の書状を書いた。
2人の事を知りたいと。
すると父キム大監は、直接話しをする為、役所を訪ねて来てくれたのだ。
そうして母の恨みの元となった、祖父に起きた事件を教えてくれた。
当時まだチェ大監が県監(ヒョンガム)だった頃、ウノの外祖父のソ大監は左議政(チャウイジョン)だった。
悪行を繰り返すチェ県監に対し、上奏が後をたたない。
そんな状況を打破しようと立ち上がったソ大監は、チェ県監を断罪しようとしたのだ。
ところが先手を打ったチェ県監により、謀反人に仕立て上げられてしまった。
そうして母だけは辛うじて命を助けられたものの、一族皆無残に殺されてしまったのだ。
全てはチェ大監が自分の罪を隠すために行った事。
ただ民の為に、その悪行を断罪しようと正しい事をしたソ大監が命を落とすことになったのだ。
そんな理不尽な出来事に娘である彼の母は耐えられなかった。
ただただ恨んでいたのだ、チェ大監の事を。
いつか復讐してやろうと。
母を分かってやれ。
恨みのせいで我が子も捨て置くしかなかった自分だから、お前を見ると辛かったのだろう。
…と、だから母が姿を消したのだろうと言う父。
そしてそんな恨みの全てを一人で抱え、お前の前から姿を消す事を決めたのだろうと。
更に父は「村を治めるのも、国を収めるのも同じ。民の側に立ち、彼らの言葉によく耳を傾けるのだ」と、使道としての心得も話してくれた。
ウノの悲しみを父なりに案じてくれたのだろう。
その夜、アランは一人ソリムの部屋に。
そこでソリムに語りかける彼女。
「あなたの死の真相を突き止めると言ったけれど、本当は真実を知るのが怖いの」と。
そして同じ頃、ウノもアランを案じ、ソリムの部屋へ。
泣いているアランを見つけ、「どうしたんだ?」と尋ねるも、話したくないなら何も言わなくていいと。
そして「お前が天上に行くまで、俺が側についていてやるから。心配するな」と優しく語りかけるのだった。
化け物とチェ大監の関係
役所の一人がチェ大監に呼び出され、最近の役所の様子を尋ねた。
最近の役所は役所らしく、村人がよく顔を出すようになっていたのだ。
以前ウノがチェ大監の悪行を話してくれたら助けてやる…と村人に言ったからだろう。
役所が活気づいて来たと知ったチェ大監は、急ぎ慶尚監営(キョンサンカムヨン)に書状を送った。
このまま使道として役所にウノが居座ると、チェ大監は都合が悪い。
だからウノを追い出す為の策を考えていて、それを実行するためだ。
その頃ウノとアランはこれまでに分かった事を整理していた。
母がチェ大監を毒殺しようとした事、母がそれ以降化け物に体を奪われた事などを。
そして2人はある事に気がついた。
つまりは母が体を奪われる前から、あの化け物は存在していたという事だ。
ならば化け物とチェ大監の関係は一体なんなのだろう?…と。
そうしてウノは思い出した。
あの場所は地相がよく、密陽で出世したものは、みなあの土地に住んでいたものばかりだ…と役所の三人衆に教えてもらった事を。
その話から導き出した結論が、昔から化け物はあの場所に居たというものだ。
やはりチェ大監の邸が気になるという事で、以前あの邸の見張りを頼んだ幽霊たちに、再び見張らせる事にした。
今はホンリョンが居なくなった事で、幽霊たちも邸に近づけるようになっていたから。
「邸に出入りする者を調べろ」と言われた幽霊たちは、ホンリョンの世話に邸から山小屋に通うキムの事をウノたちに知らせた。
そうしてアランとウノを伴い山へと案内してくれる。
しかし山小屋が近づくと、これ以上は近づけない…と以前チェ大監の家に入れなかった時と同じ状態になる幽霊たち。
恐らくここに化け物が居るのだろう。
蘇る記憶、アランの涙
アランが小屋に近づいた気配に気づいたホンリョンは、小屋の外へと姿を現した。
アランもホンリョンとは面識があった。
以前、ジュワルのおばだと言っていた女性だから。
そして笑顔でアランに挨拶をしたホンリョンは、ウノにも声を掛けた。
「あの時は悪かったな。慌てていて息子だと気づかなくて」と。
そんなホンリョンの姿を見つめていたアランに、唐突に記憶が蘇った。
それはウノの母が体を奪われた時の記憶。
そしてそこにジュワルが居た事も。
その時ウノの母は体を奪われながらも抵抗していた。
抵抗しながら、ジュワルの懐刀を奪ったウノの母は、そのまま自害しようとしたのだ。
しかし、それをジュワルが阻止した。
だから彼女は苦しみながらその懐刀をジュワルに向け、彼を刺そうとした。
そんな様子を覗き見していたソリムは、愛する婚約者を守りたくて飛び出したのだ。
そうしてソリムはウノの母に刀で刺され、その場に倒れた。
彼女が思い出したのはそんなシーンだった。
しかし彼女はまだ知らない。
自分はその時刺された事が原因で死んだ訳ではない事を。
その後、ソリムの記憶をホンリョンが消し、ジュワルに始末するよう命じた事も。
蘇った記憶に涙するアラン。
そしてホンリョンはそんなアランへとゆっくりと手を伸ばす。
まるで自分のものにでもするかのように。
しかし、それをウノが阻止して………。
この先の「アラン使道伝」
第17話「あの日の記憶」
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