ドラマ「アラン使道伝」第1話ネタバレ

ドラマ「アラン使道伝」の第1話のネタバレをまとめました。

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母の失踪

こんな事なら母上なんて、初めから居なければ良かった
彼が母に放った言葉。
けれどその時は思ってもみなかったのだ。
その言葉が、母にかける最後の言葉になるなんて。


父は両班、母は奴婢。
母親ならば当然少しでもいい身分で育てたいと思うものだろう。
彼の母もそうだった。
だから母は息子を一人、父の元で生活させた。


それでも現実は甘くはなかった。
母が奴婢だと言うだけで、彼は同年代の子供からも差別を受ける。
辛いからと母に泣きついた所で、母の意思は固かった。


それでも彼は母と暮らしたかった。
それは彼が青年になっても変わることはなかった。
でももうただの甘えではないのだろう。
奴婢であるは母を案じての事だったのかもしれない。


それでも母に思いは届かず、母は「父上の元へ帰りなさい」と言う。
あの日もそうだった。
だからつい言ってしまったのだ。
売りことばに買いことば。
悪気があった訳じゃない。
あとで謝れるとも思っていたのだろう。


なのにその日を境に母は姿を消してしまった。
もうあの言葉を詫びる事も叶わない。


だから彼は母を探しに密陽へとやって来た。
従者を一人だけ連れて。


アランの呼ばれる幽霊

気がついたら死神の後ろを歩いていたの
そう話すアランと言う幽霊は、何も覚えていないと言うのだ。
なぜ死んだのかはもちろん、自分は誰なのかも。


心残りがあり、成仏できない幽霊たちは沢山いるものの、彼女のように自分がわからない事が心残りなのは、極めて珍しいだろう。


そうしてそんな成仏できずに彷徨う霊たちは、時折現れる死神により、あの世へと連れて行かれる。
けれどみんな心残りがあるから、死神から逃げようと必死だ。
逃げ延びてはみても、生きている人間は彼らを見る事が叶わないから、当然彼らの望みは叶えられない。


だから彼のように霊を見る力があり、霊に触ったり殴ったり出来る能力は大変貴重なのだ。
見える事が霊に分かると付きまとわれる。
話を聞いて」とせがまれるのだ。


だからアランと呼ばれる幽霊にあった時も、彼は見えないふりをした。
そうしてそんな彼が見えるとは知らないアランは、雨宿りの山小屋で彼と一緒になった夜、一人自分の境遇を語って聞かせた。
あなたに聞こえたらいいのに」と。


使道になったらな

母を探しに密陽(ミルヤン)にやってきたウノは「悪事を見たら目をつぶる」をモットーに生きてきた。
それは彼が単に冷たい人間なのではなく、幼い頃から幽霊たちに散々頼みごとをされ続けた結果、普通の人に見えない彼らに振り回されないための処世術だったのかも知れない。


けれど彼のような存在は貴重だから、噂はどこにでも広まってしまう。
たどり着いた密陽でも、彼の事を知っている幽霊が、彼を追いかけて来たのだ。
ついてくるな!」と幽霊達を振り切ったウノだったが、その様子をアランに見られていたのだ。


結局幽霊達を振り切った直後、やはり幽霊であるアランに付きまとわれる羽目に。
そうして延々と頼まれたのだ。
名前だけでもいいから調べて欲しい」と。
そんなの役所に行けばいいだろう?」と返す彼だったが、「行っても今は使道が居ないから調べてもらえない」と言う彼女。


そんなやりとりを繰り返し、「じゃあ、使道になったら調べてくれる?」と尋ねるアランに、そんなものになるつもりもない彼は、「あぁ、使道になったら調べてやる」と安請け合いをしてしまった。


悪事すら目をつぶって見ないふりをする彼が、人助け…いや、幽霊助けなどするはずがない。
だからその言葉は、絶対に密陽の使道になるはずがないと言う自信からだった。


目覚めたら使道だった

彼の言葉の通り、彼を使道にしてしまえば、自分の事を調べて貰える!…と思ったアランは策を練った。
幸い密陽には力は半端ながらも巫女が居た。
半端な力の巫女は、霊を見る事が出来ないが、声を聞くことは出来る。
だからアランも以前何度か訪ねた事があったのだ。


久しぶりに巫女を訪ね、役所の職員達が使道が居なくて困っているので、お告げがあったと伝え、彼を使道に仕立てる計画だ。
幸い職員達も王命で即刻使道を立てるよう言われていた。
けれど密陽では立て続けに使道が就任後すぐに亡くなっている事から、誰も使道になってはくれなくなっていたのだ。


困り果てた彼らの元に巫女がお告げを伝えに現れると、渡りに船とばかりに、職員達は揃って彼の宿泊している宿へと向かった。
そうしてたまたま庭へと出ていた彼の頭を殴り気絶させ、袋詰めにして役所へと連行した。
寝ている彼に使道の服を着せ、両手両足を縄で縛り、まるで生贄状態だ。


そうなのだ、まさに職員達は生贄として彼を連れてきた。
ここの使道は三人連続で赴任初日の夜に死亡し、誰も朝を迎えられない。
だから悪霊の仕業だと言われていた。
そうしてその悪霊に彼を捧げるつもりで連れて来たのだった。


王命通り使道は立てた。
ただすぐに死んでしまった。
それなら王命に逆らった事にはならず、しばらくは使道を立てるようにと、都から書状が来る事もないはず。


そんな企みの元、使道にされた彼は、拘束された状態で目覚めた。
すぐに部屋の外から職員の声がし、使道にされた事を理解し、縄をとけと騒いだものの、誰も助けには来なかった。
そうして現れたのがアランだったのだ。


三人の使道の死の真相

密陽の使道不在の原因となる、連続使道死亡事件。
その真相がアランにより明かされた。


気づいたら死んでいた彼女は、どうしても自らの死の真相が知りたかった。
だから使道が赴任したと聞くと、最初の夜に訪ねて行った。
人間には幽霊の姿を見る事が叶わないから、可視丸を用意して。
可視丸とは、幽霊の姿を人に見える状態にすると言う神秘の丸薬なんだとか。
それが幽霊達の間で密かに出回っていて、彼女はそれを二つふ手に入れた。


そうして可視丸を使ったものの、普段死神に追われ逃げ回ったり戦ったりの彼女は、髪がボサボサ。
そんな姿で突然使道の部屋に現れたものだから、元から心臓の弱い使道は死んでしまった。


そうして次の使道が赴任したと聞き、丸薬が残り一つだったので、半分だけ飲んだところ、上半身だけ可視状態となった彼女の姿に、二人目の使道も驚き亡くなった。
続いて三人目の時は、残りの半分を飲んだところ、下半身のみが可視状態となり、やはりこれに驚き死んでしまった。
…と言った具合に立て続けに赴任して最初の夜に使道が命を落とした事から、悪い噂もたち、誰も使道になる者がいなくなってしまったのだった。


命はあるが手強い使道

彼女が見込んで使道にしたウノは、元から幽霊が見える体質であるため、全く動じない。
しかし、それ故に幽霊にはいい思いがなく、彼女を助けようともしなかった。
巫女に事前に教わった、男が弱いと言う頼み方を駆使してみたものの、効果ゼロ。


落ち込んだアランは巫女に話をしに行き、結果アランが器量良しじゃない事が原因ではないか?と言われてしまう。
幽霊となった今、アラン本人に自分の姿を確認する事は不可能だし、巫女も声は聞こえるが姿を見る能力がない為、アランが美人なのかそうでないのかが分からない。
それでもせめて綺麗に着飾ってお願いに行けば、頼みを聞いて貰えるのでは?と言うことになった。


けれど幽霊は自分に捧げられた供物しか貰う事が出来ない。
いくら姿が見えないとは言え、綺麗な服を拝借する事も叶わないのだ。
そこで巫女に頼む事にした。
自分のために服や装飾品を用意してほしいと。

所が能力も半端な巫女は、詐欺まがいの仕事で僅かな稼ぎを得ている為、彼女に服や装飾品を捧げる資金がないのだ。
そこで二人で協力して、店から拝借する事にした、


所が一通り拝借した直後、役人とぶつかり品物を落とした巫女は捕らえられそうになってしまう。
生きている人間に危害を加える事は、幽霊がしてはいけないことの一つで、そんな事をすればすぐに天上の死神に存在がバレ、捕らえられてしまうのだ。
だから逡巡したものの、彼女は巫女を見捨てることなどできなかった。


そうして巫女を救うために、人に手を出した彼女を死神は見逃さなかった。
すぐさま現れ、あたり一帯の幽霊達も巻き込む騒動に。
そうして辺りの幽霊がどんどんあの世へと送られる中、アランだけが逃げた。
逃げて走る彼女は、たまたま街に出ていたウノの横を通り過ぎた。
するとその時、ウノは彼女髪に自分が母に贈ったかんざしが挿されているのを見つけたのだ。


母の手がかりかもしれない。
アランの失った記憶の中に、母がいるかも知れない。



そう思った彼は馬を駆り彼女を追いかけ、死神から救った。


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