ドラマ「アラン使道伝」第11話ネタバレ

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イ・ジュンギさん主演ドラマ「アラン使道伝」第11話「ムヨンの苦悩」のネタバレ(あらすじ)をまとめました。


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ムヨンの焦り

ウノとアランは共に役所へと戻り、それぞれ自室で休んでいた。
眠りについたウノの部屋、そこに忍び込むものがいた。
死神のムヨンだ。


彼は先日ウノが死んだ魂を連れ去ろうとした悪霊を扇で退治したのを見て、彼は何者なのか?あの扇はなんなのか?と気になっていたのだ。
あの日チラリと見えたウノの扇の模様は、天上のものに見えたから。


そうしてウノの部屋を探し、扇を見つけたムヨンは、それを開き確信した。
これは上帝のものだ…と。
そしてウノが母にあげたかんざしも。


所がその時ウノはムヨンの侵入に気づき、目を覚ましたのだ。
そうして侵入者であるムヨンと、ウノの戦いが始まった。


ムヨンは別にウノに危害を加える気は無かったのだろう。
けれど寝込みを襲われ、扇やかんざしを盗まれると思ったウノは怒っていた。
だからムヨンが「それをどうしたのだ?」と尋ねても、関係ないと突っぱねる。


すると二人の騒ぎに気づき、アランが目を覚ました。
外に出たアランは、生きているウノが死神のムヨンと戦っている事に驚き声をかけた。
その声にムヨンは姿を消したので、結局ウノもアランもなぜ死神が来たのか、その理由を知ることは出来なかった。


それほどにムヨンは焦っていた。
何度か玉皇上帝に尋ねてはいたのだ。
上帝が捕らえようとしているあのものは、私の知っているものですか?…と。
けれど上帝はのらりくらりとかわし、本当の事を教えてはくれない。
それでも何となく勘付いているのだろう。
だから確証を得たくて、自分なりに動き出したのかも知れない。


そしてその頃、ホンリョンはと言えば、アランと言う不死の体は自分への餌だと思っていた。
天上が人の身に入っている自分へ手出しができないから、餌をちらつかせて捕らえようとしているのだと。
そして今の自分を殺せるのは、ムヨンだけだとも気づいていたのだ。


ホンリョンの正体は元天女でムヨンの妹のムリョンだった。
上帝はそれをムヨンにはまだ告げていない。
けれどムヨンは薄々気づいていたのだ。

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ジュワルとソリムの関係

仕立て屋がお金を返しに来た…とお金を従者から受け取ったジュワル。
仕立て屋の話では「使道の命令だから仕方ない」と。
それを聞いたジュワルは、仕立て屋へと向かった。


その頃、ウノが頼んだ服を取りに仕立て屋へと向かったアランは、そこでジュワルと遭遇。
私に聞きたい事とはなんだ?」と、以前から聞きたい事があると話ていた事に触れられた。


そこで二人で場所を移し、ソリムの話を。
彼女はソリムとの関係について彼に聞いたのだが、帰ってきた答えは彼女の望むものとは違っていた。


ジュワルから得た情報で分かった事は、政略結婚である事、ジュワルはソリムの顔を知らないと言う事、縁談を持ち込んだのはソリムの父だと言う事。
ソリムの父は出世のためにチェ大監と親戚になりたかったから、娘の縁談を持ち込んだのではないか?と言う事、そしてソリムにとっても顔も知らない男との政略結婚だったのだろう…と言う事だった。


両思いで無くとも構わない。
ならばせめてソリムの片思いであれば
と期待していたのに。
それすらも砕け散ったような気分になったアランだった。


しかしその頃、ウノはソリムの部屋で彼女の日記を見つけていた。
そこにはジュワルへの想いが綴られていたのだ。
ただ、まだアランはそれを知らないだけ。


チェ大監の罠と、アランの死

残念な気持ちで役所へと帰ろうとしていたアランは、アランを見かけて声をかけようと追いかけて来た巫女と共に、チェ大監の従者とその手先達に捕らえられていた。
そしてその事は、矢文によりウノにも知らされていた。
脅しだった。


実行に移したのは従者。
けれどそう指示したのはチェ大監だ。
先日の倉の穀物の一件で、ウノにひどく腹を立てウノとアランを始末しようと考えたのだ。


矢文を見たウノは、すぐさまアランを助けるために指示された場所へと向かうと、そこには大勢の男たちが待ち受けていた。
そして男たちに捕らえられたアランと巫女が連れてこられたのだ。
二人を救うため戦うウノだったが、アランの喉に刃物をあてがい「少しでも動けば、この女の命はないぞ」と脅されてしまう。
使道、私は大丈夫だから」とアランは言う。
彼女は不死の存在だから。


それでも死の恐怖は毎回訪れる。
生き返れるけど、死なないわけじゃない。
切られれは痛いし、死の恐怖に包まれるのもみなとなんら変わらない。
ただ毎回生き返ると言うだけ。
それを誰より知っているウノは、アランにそんな恐怖を再び与えたくないと、抵抗をやめやられるがままに。


けれどたまたまチェ大監の従者がアランをさらった話を邸で聞いたジュワルは、物陰から隠れて見ていたため、男の一人が刃物でウノを刺そうとした瞬間、小刀を投げ彼の命を救ってくれた。
そのタイミングで、アランも男たちの手を逃れた事で、彼の反撃が始まった。


アランと巫女を先に逃がし、一人で大勢を相手にする。
けれど相手が多すぎるから、数名がアランたちを追って逃げても、彼は気づかない。
そうして全てを倒した時に、あの従者が居ない事に気付いたウノは、慌ててアランたちを探しに走る。


森の中を駆け回っていると悲鳴が聞こえ、慌ててそちらへと向かったウノ。
けれど一足遅かった。
巫女が先に斬られそうになったのをアランが庇い、彼女が死んでしまったのだ。
聞こえた悲鳴は、アランが斬られた衝撃で巫女が発したものだった。


倒せるのはムヨンだけ

駆けつけたウノは数名の男たちを倒し、アランを抱き起す。
けれどもう事切れている彼女は、揺すっても呼びかけても反応しない。
首には斬られた跡があった。


その跡にウノが手を当てると、アランの復活が始まったのか、傷口が消えた。
だからアランは彼女に口付け、息を送る事で復活を促したのだ。
するとゆっくりとアランは目を開けた。


一方天上では、ムヨンが上帝の元を訪ねていた。
真相を知るために。
奴はムリョン(ホンリョン)なのですか?
今までそれとなく尋ねてはいた。
私の知る者ですか?と。
けれど今回、ムヨンは初めてムリョン(ホンリョン)の名を口にしたのだ。
そんなムヨンに、上帝は「そうだ」と肯定で返した。


だから「どうして話てくれなかったのですか?ムリョンとの縁は千年前に切れています」と言うムヨンだったが、「千年前のお前が信じられん」と返す上帝。
人を信じてはいるが、人であるが故に信じられぬ…と言うのだ。


そう、千年前ムヨンは人として、ホンリョンと縁のある関係だったようなのだ。
そしてそんなムヨンに、「奴を倒せるのは、ムヨン、お前だけだ」と言う上帝。
人の身に入っている限り、手出し出来ないとホンリョンは言っていたが、ムヨンであれば例外のようだった。


夜の散歩

生き返るとすぐに、死のショックや体への負担のせいなのだろうか、必ず意識を失うアラン。
今回も一度生き返り、彼女を早く目覚めさせようと口付けて息を吹き込んだウノに、憎まれ口を叩いたものの、すぐに意識を失った。
その後、ウノにより役所に運ばれたのだ。


アランに助けられ、目の前でアランが死ぬ所も、そして生き返る所も見ていた巫女は混乱していた。
しかも死んだ彼女の元に「アラン!」と叫びながらウノが来た事でもっと混乱したのだ。
何故なら幽霊だった頃に、アランと知り合っていたから。


幽霊が人になって現れるとはど言う事?
いや、死んだのに生き返ると言うことは、死ねない体で、つまりは人ではない?

そんな混乱を抱えた巫女に、「死んだと思った友達が生きて戻ったと思えばいいだろう」と言うウノだった。


その後、巫女はトルセと出かけ、一人ウノが付き添っていると、アランは目を覚ました。
口付けの事を怒り「もうしないで」といった彼女は、「あんな奴らに、もう負けないで」とも言うのだ。
あの時も殴られた彼を見ていられずに、何度も「私なら平気だから!」と彼に戦うよう促していたのだ。


そうして彼女が動き出した頃、彼は仕立て終えた服を取って戻ってきた。
何着もまとめて注文してくれていたようで、沢山の服が彼女の元に届き、「いくら俺の肝が太くても、血まみれの幽霊が側にいるのはいやだから」と笑う。
そうして彼女は彼のくれた服に袖を通し、せっかく装ったから…と、夜の散歩を提案したのだ。


秋を感じる夜の風の中、二人で歩く。
その時ウノは「俺たちをこんな目にあわせた奴に警告してやらないとな」と呟いた。
誰だか分かってるの?」と驚くアランは、「なら早く捕まえて!」と頼む。
けれど「分かってはいても証拠がない」のだと言うウノ。
証拠がなければ、言いがかりだと言われてしまうだろう。


そして彼女は早く記憶が戻ればいいのに…と言うのだ。
もちろん期限の事もあるし、自分が真相を知りたいと言うことでもある。
けれどウノが優しいから。
彼女のためにボロボロになるまで殴られてくれて、彼女を助けてくれ、彼女に服を作ってくれた。
そんな彼の優しさに、なにかを返したかったのかも知れない。
彼女の記憶の中には、彼の母がいるから。


けれどあんなに母上、母上と言っていたのに、今は違う。
それを覚えているのなら、それでいい」と。
もう彼の目的は変わったのだろう。
母の失踪の謎を解きたかった。
もちろんそれは今も変わらない。
けれどそれ以上に、今は彼女の真相を見つけてやりたい気持ちが強くなっていたのだ。


ウノと上帝との縁

それはまだウノが幼かった頃、母と暮らす家で彼はひどい熱病に冒されていた。
その日はとても辛くて、母に助けて欲しかったのだ。
水が飲みたくて、「母上、水を」とゆっくりと這って移動するウノ。


けれど母の目には自分を奴婢の身分に落とした相手しか見えていない。
そして運の悪い事に、その日その相手が家の前を通ったのだ。
チェ大監様のお通りだ!」との声とともに。


そう、母親の一族を逆賊に仕立て上げ、母を奴婢の身分にしたのはチェ大監だった。
だから恨みの気持ちで、いつか復讐を!と言う気持ちで、チェ大監が通るのを見ていたのだ。
するとそこに人間の姿の上帝が現れた。
恨みでいっぱいの彼の母の目には、チェ大監しか映らない。
上帝の事も、苦しむ我が子の事も目に入らない。


それでも彼は母に助けを求め、邸から庭へと降りて這っていた。
母上」と片手を母を求めるように差し出しながら。
そうして息絶えてしまったのだ。


ウノが息絶えた事に気付いた上帝は、彼に手をかざし助けてくれた。
直後死神も現れたので、間違いなく一度は死んだのだろう。
けれど上帝は目で合図し、死神を返し、助けた彼を邸へ運び寝かせた。
これは貸しだ。そなたの残りの人生はそなたのものではない」と告げて。


ホンリョンの隠れ家

着替えようとしていたウノは、官服が先日のアラン救出の際に、手出し出来ずに殴られ汚れたままになっている事に苛立っていた。
主人の服を何日も放り出して、トルセはなにをしているんだ」と。
そうして部屋を歩き回り、崖から落ちた時の服をトルセが整えてくれていたのを見つけた。
風呂敷包みを解くと、中からは服だけではなく、護符が出てきた。


そう言えばこの服を届けにきた時に「護符も入ってますよ」とトルセが言っていた。
しばし護符を見つめていると、「使道、まだなの?行くわよ」とアランが入ってきた。
アランは昨夜散歩に出た時に、ウノが「警告してやらないと」と言っていた事から、警告に行こうと言う誘いだったのだ。
そうしてウノの手にある護符を見たアランは「それを見たことがある」と言うのだ。


アランが言うには、以前ジュワルに助けられ彼の邸に運ばれた際に、離れがあるのを偶然見つけ、そこに続く竹林の柱にその護符が刻まれていた気がする…と。
そうして二人で連れ立ち巫女の元へ行き、護符を見てもらうと「護符には詳しいですが、これは初めて見る護符ですね」と。
だからウノはアランを巫女の元へ残し、一人チェ大監邸へ偵察に行く事にしたのだ。


塀を乗り越え、勝手に邸の敷地に侵入したウノは、アランの言葉を頼りにジュワルの邸の裏手に周り、離れへの道を見つけた。
竹林に入ると、アランの言っていたよう、柱があってそこに護符の文字に似たものが刻まれている。
持ってきた護符と見比べてみると、アランの言う通り同じ文字が刻まれているではないか。
そうしてどんどん進み、彼はついに離れを発見した。


その頃、なかではホンリョンが侵入者に気づき待機していた。
ウノが扉を開けさえすれば、そこには母の姿をしたホンリョンがいると言う状況で、ウノが手を掛けると同時に「そこでなにをしているのですか?」とジュワルが声を掛けた。


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