ドラマ「アラン使道伝」第7話ネタバレ

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イ・ジュンギさん主演ドラマ「アラン使道伝」第7話「封印されていたもの」のネタバレ(あらすじ)をまとめました。


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破られた結界

一人骨の墓へとやってきたウノは、そこで札を見つけた。
見つけた札が気になり、よく見てみると方位が書かれているではないか。
それに気づいた彼は、他にも札がないかと探し始めた。
東西南北のほか、北東、北西、南東、南西と八つの方位がそれぞれ一枚ずつに記されているようだった。
7枚は見つけたけれど、あと一枚見つからない。
墓から少しずつ目的の方位へ歩いて行くウノ。
すると崖に張り出した木の先に、彼の探している札が結び付けられていた。


手を伸ばしても札には届かない。
それでもあと一枚なのだ。
なんとしても外さないと…と思った彼は、木に体を預け少しずつ札へと近づいた。


そんな彼の様子を背後から盗み見る者が。
役所の職員三人衆だ。
彼らはウノが密陽を離れると言いながら、結局残った事に困り果て、もう彼を消すしかない…と言う結論に至っていた。
だから彼が一人出かけたと知り、森の奥で命を奪おうと探しに来たのだった。


そんな彼らにとって、今のウノの様子はもってこいの状況だ。
軽く背後から押すだけで崖に落ちるはずだから。
そうして代表者1名が、彼にそっと近く。
それでも人の命を奪う行為には、ためらいを覚え行動に移せない。
ウノの背後で目を瞑り両手を背中を押すように出していた。
すると札を取る事に夢中になったウノが、札には手が届いた瞬間体勢を崩し、自ら崖に落ちてしまったのだ。


当然彼を消したいと思っていた三人は、そのまま彼の安否を確認する事もなく、役所へと戻った。
彼は崖の下で一人きり。
ひどい怪我で意識を失っているようだった。
このまま捨て置かれたら、本当に命も危ういだろう。


けれどちょうど彼を探してアランがやってきたのだ。
そして崖から何かを感じたアランは、崖を覗き込むとウノを見つけ、骨の墓の周りに張り巡らせてあった立ち入り禁止のロープを使い、彼を助けに崖を降りた。
もうすこしで彼にたどり着くと言う所で、不幸な事故が。
今度は彼女が滑り落ちてしまう。
彼よりももっと下へと。


すると意識を失っていたと思われた彼が、彼女のピンチに気づいたかのように目を覚まし、傷だらけの体で彼女の腕を掴み、落下を阻止してくれたのだ。

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人でもない、幽霊でもない

落下を阻止したものの、元々重傷であるウノは動けない。
更に助けに来たアランも滑り落ちた際に、彼を助ける為に使った縄を切ってしまい、崖から脱出する術がない。
困っているところに突然の雨。
慌てたアランは、近くに洞窟を見つけ、動けないウノを引きずるようにその中へと連れて行った。


彼女のお陰で雨はしのげる様になったものの、大怪我をして雨に濡れた彼は寒さに震えた。
何も燃やすものも無いので、彼女は彼を抱きしめる事で温めようと試みた。
するとウノが弱々しく言うのだ。
記憶喪失症、お前は温もりがないんだ」と。


そんなはずないわ!
私は人だもの。



アランは自分の両手に息を吹きかけて頬に当ててみた。
けれど彼が温もりがないと言うようには感じられない。
普通じゃないか?と思えてしまう。
お前は欠陥が多いな」と冗談交じりに笑う彼だが、寒くてとても辛そうだ。


仕方なく彼女は洞窟を奥へと進み、何か彼を温められるものを探そうとした。
けれどやはり何も見つからない。
そんな時、人が現れたのだ。
人参を採りに来て雨に降られたと言う男に、「怪我人がいるの。助けて」と頼み、彼の元へと案内した。


しかし彼女が出会ったその男は、人間ではなかった。
本人ですら何者か分からない謎の化け物、悪霊だった。
ついてき来たのは、彼女とその連れと二人分の肝を喰らう為だった。


そうして彼女が襲われそうになると、動けないはずの彼が悪霊に石をぶつけ助けてくれた。
雨に降られて逃げて来たと言う割に、どこも濡れていないから怪しいと思ってたよ」と言う彼と共に、悪霊が倒れている隙に二人で逃げる。
けれど大怪我を負っている彼は、思うようには動けない。
彼女の肩を借りるものの、移動のスピードはとてもゆっくりとしたものだった。


だから悪霊は起き上がり、今度はウノを倒して馬乗りになり殴りつけた。
そんなウノをアランは助けたが、逆に彼女が襲われてしまう。
そうして悪霊が肝を喰らおうとした時、彼女が人でないと気付いてしまった。
人でもない、幽霊でもない。
それは悪霊にとってとても特別な存在のようだった。


そんなアランを見つけたことを喜び、喰らおうとした所で、死神が現れ悪霊を退治してくれたのだ。
死神の話しによると、結界が張られ閉じ込められたいくつかの魂が一つになり、長い年月を経て力を得て人の形になったのだろう…と言う事だった。


そうして悪霊からは逃れられたものの、結局脱出方法は見つからないままの二人。


切れたロープと倒れたウノ

死神により退治された悪霊は、服や荷物を残して消えた。
ひどい出血のせいか寒がっているウノのため、彼女はそれで火を起こし暖をとる。
ウノは先程の化け物騒ぎで、火事場の馬鹿力を使い果たし疲れたのか眠っている。
そんな彼の傍ら、アランは彼に語りかける。
すると「刺された傷は大丈夫か?」と尋ねる彼。
起きていた事に驚いた彼女は、「犯人を捕まえてよね」と彼に頼む。
ああ、でもその前にイ・ソリム殺しの犯人も捕まえないとな」そう返すウノ。


そんな彼の思いがけない優しい言葉に、「自分を失わなければ悪霊にはならない…と言う言葉を知っている?」と言うアラン。
もう彼からの返事はないが、独り言のように話し続ける彼女は、「怨霊も悪霊も同じだと思うかも知れないけれど、悪霊は人の肝を食らっても平気なの」と続けた。
私は例え地獄に落ちるとしても、悪霊にはならないわ。ううん、地獄にも落ちない、悪霊にもならない」と。


そうして眠る彼の横顔を見ながら、出会った日の夜、山小屋で夜を明かす彼の傍で寝たあの日を思い出していた。
ねぇ、使道。ソリムの葬儀の時、あの若旦那は来てくれた?」と尋ねる。
彼女はあの日出会い、ウノから逃げる彼女を助けた男こそが、その許嫁だとまだ気づいていない。
最初から許嫁の若旦那の元へ行けば良かったわよね。そしたら、こんな苦労しなくて済んだのに」と呟く彼女。
その言葉には、こんな大怪我を負った彼への労わりの気持ちが込められていたのだろう。
二人の出会いを思い出していたのだから。


翌朝、目覚めた二人は洞窟を出て落ちたあの場所へ。
戻ってみたはいいものの、上へと戻る術は見当たらない。
そうして二人が困っていると、そこにロープが降りてきたのだ。
ロープはウノを一晩中探してくれたトルセが用意したものだった。


アランにウノを取られたと言う気持ちなのだろうか?
どうもアランをよく思っていないトルセは、彼女が先にロープを使う事を拒む。
そうして先にウノが登り、アランを助けるために再びロープを垂らした。
やっとこれで助かる…と思ったのもつかの間、「記憶喪失症、もし縄が切れて落ちたら、目を閉じて大きく息を吸い、いい事だけを考えろ」と言ったウノの言葉の通り、崖の岩に擦り付けられてロープが切れ、彼女は崖下の海へと落下してしまったのだ。


そうして慌てて彼女を助けに行こうと動いたウノも、無理がたたり倒れてしまう。
相当な出血だ、ここまで倒れずにもった事が奇跡だったのかも知れない。
そうして彼女は唯一の頼みの綱であるウノが気を失った事により、放置されてしまったのだ。


結界の役割

崖から落ちる羽目になったものの、ウノの集めた札により結界が破られた事は、大きな動きをもたらした。
ジュワルの元にいる夫人、ホンリョンは天界でその行方を探している者のようで、ウノが結界を破ったお陰で天界でもホンリョンの位置を特定する事が可能になったようだった。
そうして結界の張り巡らされていたあの洞窟が怪しいと、死神を送り込み、それがウノとアランを悪霊から救った。
けれど肝心のホンリョンは、洞窟の中には居なかったのだ。


天界が行方を追っているホンリョン本人はと言えば、ジュワルの住まうチェ大監の邸の離れに居た。
そしてウノがトルセに引き上げられた頃、ジュワルはホンリョンに面会をしていた。
捧げるはずの娘に逃げられた事で、ホンリョンの酷い怒りを買っていたジュワルは、彼女と対峙するのをひどく恐れていた。


所が当のホンリョンはと言えば、なにやら機嫌がいい様子。
それはジュワルから聞いた「たしかに殺したはずなのに生きていた」と言うアランに関する情報が原因だ。
噂には聞いていた不死の体。
それが自分の手の届く所にあると知り、その体を手に入れようと考えていたのだ。
そうすれば体を乗り換える必要がない。
不老不死で、ずっと若く美しいままでいられるのだから。


そうしてホンリョンはアランに近づくようジュワルに命じた。
ウノの事も始末せよ…と言っていたのに、アランがウノの元にいるのなら、ウノも生かしておくしかないだろう…と。


助けられた二人

病で伏せっていたチェ大監は、薬の力で快方に向かっていた。
そこに大監の従者が、ウノの故郷でウノについて調べた情報を持ち帰った。
それによるとウノはキム大監の息子である事は間違いないが、正妻の子でも側室の子でもない、奴婢の子だと。
しかもその奴婢は逆賊の一族であると。


自分を左遷に追い込んだ大監の息子と言う事で、少し遠慮するところもあったチェ大監だったが、従者のこの情報により、ウノに対し遠慮は要らないと言うのだ。
逆賊の一族出身の奴婢の息子など、虫けらも同然だ…と。


その頃ウノはトルセに背負われ役所に来ていた。
そこにはアランに会いにきたジュワルがいて、使道は死んだと聞かされた所だった。
そう、役所の三人は彼を突き落とそうとしていたので、崖に落ちた彼を放置し、死んだと思い込んでいたのだった。
しかしウノは生きていた。
そしてウノを連れ帰ったトルセが「崖の下に人を送れ、アランが落ちた」と伝えると、それを聞いたジュワルは、乗ってきた馬を駆り、アランを探しに向かった。


ウノは医者に診てもらい、出血は多いものの命に別状はないと診断された。
そしてアランもジュワルに助けられた。
ジュワルが来る少し前、再び命を落とした彼女は、また生き返っていたのだ。


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