イ・ジュンギさん主演ドラマ「アラン使道伝」第15話「玉皇上帝の計画」のネタバレ(あらすじ)をまとめました。
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前回までの「アラン使道伝」
第1話から第5話
第6話から第10話
第11話から第14話
第15話ネタバレ(あらすじ)
探していた母に会えたのに…
地下で母との対面を果たしたウノだったが、母なのは外見だけ、中身はホンリョンだ。
けれどそうと知らないウノは、息子だと分からない母を不思議に思いながらも、ムヨンがホンリョンを攻撃しようとすると守ってしまう。
彼にとっては母なのだから仕方がない。
「母ではない」とムヨンに言われても、納得出来ない。
図らずも敵を守ってしまったウノだったが、今度はホンリョンにナイフを向けられてしまう。
そうして「あの女の息子か?」と彼を見てつぶやいたのだ。
するとその言葉に反応したかのように、ホンリョンからつかの間母が顔を出した。
けれどそれはほんの一瞬の出来事で、すぐに悪霊を出し彼を襲ってきた。
そうしてウノとムヨンからなんとか逃れたホンリョンは、地下を出てジュワルと合流し山小屋へと逃げて行った。
ホンリョンが逃げた後も、一人母を探すウノ。
そもそも密陽に来た事だって、母を探す為だったのだ。
けれどジュワルと合流し逃げてしったホンリョンを見つける事は出来なかった。
その頃アランは一人ウノの扇の事を考えていた。
あの扇の模様に見覚えがある気がしたから。
そうしてその事を尋ねようとウノを訪ねてみるものの、チェ大監宅に行っている為ウノは留守。
仕方がないので勝手に扇を探したアランだったが、見つかったのは扇ではなくあの日アランが持っていた簪だった。
ウノが師匠からもらったと言っていた『母心簪』と刻まれたもの。
そうして彼女を考えた。
この簪を持って居なかったら、多分使道は自分を助けなかっただろうと。
師匠がくれたと言っていたけれど、その師匠とは一体何者なのだろうか?
そうして気づいた。
簪が自分を使道をここまで導いたのだ…と。
そんな事を考えていると、ウノが戻ってきて「母上に会った」というのだ。
しかしずっと探していた母に会えたにしては、なんだか様子がおかしい。
その証拠に「どうやって?」と尋ねてみるも「今は一人にして欲しい、休みたい」と部屋にこもってしまった。
彼の様子を部屋の外でアランがいぶかしがっている頃、ウノは一人悩んでいた。
母の中にホンリョンが入っている事を知らない彼は、母が悪霊を使っているのだと思ってしまったから。
だから「なぜ母上が?」と考えてみるも、その理由は分からなかった。
一方逃げたジュワルとホンリョンはといえば、山小屋に逃げ込み話をしていた。
そうしてここで初めてジュワルはホンリョンが、天上から来た天女であると知る事となった。
今まで彼の望みを叶えてくれるホンリョンに従ってはいたものの、彼女が何者かなど知らなかったのだ。
針母の死
部屋で眠るアランは針母の声を聞いた気がして目が覚めた。
あたりを見回しても誰も居ない。
部屋を出てソリムの部屋へと向かった。
するとそこに針母が幽霊の姿で立っていた。
彼女はアランがソリムだと証明した後、途中まで送ってくれたチェ大監の従者のコドルにより殺されていたのだ。
ソリムの亡骸も確認している針母は、生きているアランの姿に驚き、何があったのかと尋ねた。
だから彼女は「生きていた時の記憶がないの」と伝えると、針母は婚約が破談になった時の話を聞かせてくれた。
その時のソリムがとても辛そうだったから、その辛い気持ちを忘れたのなら良かったと思ったのかも知れない。
そうしてそんな針母とのやり取りで、彼女はいかに針母が自分を娘のように大事にしてくれていたかを知った。
そうして「そろそろ行かないと」という針母は、「お嬢様、私を殺した犯人を捕まえてください」と、犯人から抜き取ったという身分証をアランに渡し去っていった。
針母が消えると、アランの手にあった身分証は消えてしまったが、針母の亡骸を見つける事が出来れば、そこに証拠の身分証があるハズだ。
だから彼女は必ず仇を取るからねと、消えた針母に約束した。
針母が消えた後、アランはウノの元を訪ねた。
しかし彼は未だ落ち込んでいた。
アランを天上に送ってやろうと決意したのに。
そんな彼の気持ちを他でもない実の母が阻む気がしてならなくて。
でもそんな事を知らないアランは、ただ様子のおかしい彼を案じ「なぜ一人で戻ったの?母上は?」と問いかけるも、ウノは「その話は後で話そう」と話を切り上げてしまったのだ。
化け物と呼ばれた母
一人でチェ大監宅へ忍び込んだウノ。
あの日母を見つけたあの地下へとやってきた。
するとそこへチェ大監が現れたのだ。
「あの女はどこだ?」と尋ねてみるも、「ワシはただあの化け物を家においてやっただけだ」と答える。
自分の母を化け物呼ばわりされ、外見は母で中に別人が入っている事を知らない彼はショックを隠せない。
そんな彼に「人ではない化け物だ」と言ったチェ大監は「あの女の狙いは使道なのだから、自分で調べるがいい」と続け、ウノは母の居場所を知る事は出来なかった。
その頃巫女は悩んでいた。
以前は幽霊時代のアランの声しか聞こえず、自らの巫女としての能力を嘆いていたのだが、今彼女には異変が起きていた。
それは今まで見えなかった幽霊の姿が見えるようになったから。
しかし今回も半端な力で、姿は見えるのに声が聞こえないのだ。
そんな巫女パンウルの元を尋ねて来たウノ。
「結界を張れるほどの者なら、他人の体に入る事は出来るのか?」と尋ねるために。
母の様子から、母の中身こそがチェ大監の言う『化け物』なのでは?と考えたのだ。
するとパンウルは何でも出来るでしょうと答え、体の持ち主はどうなる?というウノの疑問に9代前の祖母の本を頼りに答えてくれた。
体を奪われても魂はそこにある。
そうでないと、他の者が入った時に体を保つ事が出来ない。
魂は深く眠らされ、生きてはいるが死んだも同然の状態になり、助ける方法はない。
…という事だった。
そうしてその頃、山小屋にホンリョンを匿い戻って来たジュワルは、チェ大監にホンリョンの正体が天女であり、体はウノの母のものである事を伝えていた。
ソと言う女性とソリムの日記
邸に戻ったジュワルは、従者のキムにホンリョンの世話を頼んだ。
するとキムはホンリョンの存在を知っていた事を彼に告げた。
そうして驚く事を言いだしたのだ。
「あの女性を連れて来たのは私なのです」と。
彼の話はこうだった。
3年前の事だ、ソと名乗る女性がチェ大監の邸の使用人をしたいとやってきた。
そう身分の低そうな女性でもないのに、下働きで構わないと。
そうして邸に連れて来ると、ある日ソと言う女性はチェ大監の食事に毒を盛った。
その事がバレて、殺されそうになったところを離れの女主人が助け、その翌日ソと言う女性が離れの主人になっていた…と。
ウノの母がホンリョンに体を奪われた経緯を聞いたジュワルは、考え事をしながら邸を出てアランに会い、「どんな時でも、願いを叶える為に自分自身を差し出したりしないで欲しい」と忠告した。
アランの体がホンリョンに奪われてしまわないように。
そんなジュワルにアランはソリムの日記を渡した。
「以前、若旦那は心をくれと言ったけど、私の心はあげられない。けれど若旦那を心から愛した人が居た事を知ってほしい、覚えていて欲しい」と。
そうして別れ際に「若旦那がいい人で本当に良かった」と言うアランだったが、その言葉はホンリョンの手先として働く身である彼にとって、辛いものであった。
ソリムとしてやるべき事
ウノが役所に戻ると、呆然として歩くジュワルとすれ違った。
ソリムの日記を渡された事が、そうさせたのだろう。
アランに「どうしてあいつが?」と尋ねると「ソリムの日記を渡したの」と。
「若旦那もソリムの気持ちをしるべきだと思ったから」と答えた。
そうして未だ様子がおかしいウノを案じるアランだったが、「ソリムとしてやる事は全部終わったか?」とウノに尋ねられた。
「終わったわ」と答えたアランと共に、夜空に輝く月を見つめる。
そうしてその月に天上を思ったのだろう。
「まるで俺たちを弄んで居るようだな」と皮肉な笑みを浮かべるウノ。
探していた母に会えたのに、母は体は『化け物』と呼ばれる者に奪われていた。
その『化け物』は悪霊まで使い、アランと彼を狙っている。
そうして師匠は玉皇上帝だと知り、何やら作為を感じる彼は、ひどく疲れてしまった。
だから月を見上げながら彼女にもたれ掛かる。
「少し休む」と小さく告げて。
心が疲弊するほど、彼にとって今日は辛い一日だったのだろう。
二人がそんな夜を過ごしている頃、アランからソリムの日記を渡されたジュワルは、一人部屋で日記を読んでいた。
顔も覚えていない婚約者は、彼を恋い慕っていてくれていた。
その事実に涙するジュワル。
けれど彼はまだ知らなかった。
彼女の顔を知らないだけではなく、重大な事を忘れている事を。
去っていくジュワルとウノの母の後ろ姿
ホンリョンと袂を分かつ事を決意したチェ大監は、コドルに命じ私兵を山から邸へと移動させていた。
そうしてウノは、母の事を聞く為にチェ大監の邸を訪れようとしていた。
その前に…と、村人のところへとより、母の事を尋ねてみた。
すると以前は教えてもらえなかったのだが、「その人はチェ大監の事をしきりに尋ねて行った」と教えてくれたのだ。
この村は使道よりなによりチェ大監が偉い。
彼に逆らえばひどい目に遭わされるのだ。
だから誰もがチェ大監を恐れ、彼に関する事には口をつぐむことになっていた。
そんな村の事情を知ったウノは「協力してくれるのなら、チェ大監の悪事を暴いてやる」と約束した。
一方アランはウノの母の簪を手に、ウノの事を考えていた。
なぜ使道が上帝の模様の入った扇を持っていたのだろう?と。
そうしてある事を思い出した。
ジュワルと出会った橋を覗き見るソリムと、その橋の上でジュワルと会っていた女性の事を。
記憶の中のその女性は、今アランが手にしている簪をしていたのだ。
「使道の母上!」そう気づいた。
そうして彼女はあの橋へと向かうと、そこにはジュワルの姿が。
彼は先日彼女が渡したソリムの日記を「私はこれを受け取る資格がないから」と彼女に返してくれた。
「若旦那は知りたくない?ソリムがなぜ死んだのかを」
先程蘇った記憶の中に彼がいたから、アラン気になってそう尋ねてみた。
「そうだな」と同意するジュワルに、更に彼女は尋ねてみたのだ。
自分が死んだあの夜、ジュワルはどこで何をしていたのかを。
「ここで月を見ていた。ここの月は美しいから」と答えるジュワルに、やっぱり若旦那は関係なかったんだわ…と思ったアランだったが、また新たな記憶が蘇った。
「行かないで」と手を伸ばし、ウノの母の頭から簪を抜き取る自分の姿。
そしてそんな彼女をおいて、去っていくジュワルとウノの母の後ろ姿を。