イ・ジュンギさん主演ドラマ「アラン使道伝」第17話「あの日の記憶」のネタバレ(あらすじ)をまとめました。
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前回までの「アラン使道伝」
第1話から第5話
第6話から第10話
第11話から第15話
第16話から第20話
「アラン使道伝」第17話ネタバレ(あらすじ)
取り戻した記憶
アランを庇いながら母を助けようと決意するウノは、上帝の扇でホンリョンを攻撃。
しかしホンリョンは無事だった。
そしてホンリョンは彼らに「母を助けたいのなら、アランの体をよこせ」と言うのだ。
しかしそんな要求には応じられないと答えたウノに腹を立てたホンリョンは、簪でウノを刺そうとした。
そこにアランが割り込みウノを守ろうとし、代わりに簪で刺されてしまう。
そう、彼女が命を落としたあの日のように。
だからだろう。
その出来事がキッカケで、アランはあの日の記憶を取り戻した。
けれど素直に喜べない。
なぜならアランの記憶では、ソリムはウノの母に刺されて命を落としていたから。
不死であるから刺されても命は落とさない。
けれどダメージを負ったアランを寝かせたウノは、「あいつの言う事はデタラメだから信じるな」とアランに告げた。
そんな彼にアランはあの日の記憶を取り戻した事を伝える。
「お前を殺したのは誰だ?」と尋ねるウノに「使道のお母さん」と泣きながら答えたアラン。
伝えたアランも、聞いたウノも、どちらも悲しい思いを抱える事に。
実際はソリムはウノの母に刺されて気を失った後、ジュワルによって命を奪われたのだが、気を失った本人の記憶にその後の事は残らない。
たまからまだ知らない。
自分を殺した真犯人を。
それでもアラン同様その事実を知らないウノは、ショックを受けてしまった。
自分が探していた母が、愛した女性の命を奪っていたなんて。
生きてさえいてくれればいいと思っていた母は、化け物に体を奪われたばかりか、ソリムを殺した犯人なのだ。
「どうしてだ?」嘆いた所で事実は変わらない。
それでも嘆かずにはいられないウノだった。
真実は別にある
ついにあの日の記憶を取り戻したアランは、ソリムの部屋へ。
そしてそこで話しかける。
ソリムに記憶を取り戻したのだ…と。
ついにあなたを殺した犯人を見つけたのだと。
そうして彼女は思い出した。
玉皇上帝と賭けをした時、真実を解き明かしたときには真実の鐘を鳴らして知らせると言われた事を。
使道の母上に殺されたという事が真実であるのなら、なぜ鐘がならないのだろう?
そうしてアランは気づいたのだ。
まだ彼女の知らない真実があの日に隠れている事に。
その頃ウノはアランを探しソリムの部屋へ。
何を言えばいいのか分からない。
「敵をとってやる」と言うべきか、それとも母のした事を謝罪するべきか。
果たして謝罪した所で、それは許される事なのだろうか?
それでも何かを伝えなければと、アランを探して居たのだった。
そうしてアランを前に「謝ればいいのか、それとも敵をとってやると言うべきか分からない」と言うウノに、「真実は他にある気がする」と言うアラン。
まだ満月まで時間があるから、探してみる…というのだ。
そうしてあの日の夜、彼の母とジュワルが一緒だった理由も気になって居たため、それを探る事になったウノは、一人チェ大監宅へと忍び込んだ。
チェ大監宅はなにかに備えるように私兵で一杯になっていた。
そんな様子を怪しんだウノは、チェ大監宅の武器庫へと侵入するも、そこで私兵に見つかってしまい、戦わざるを得ない状況になってしまった。
ウノが私兵との戦いを繰り広げている頃、アランは巫女の元へとやってきていた。
巫女の知識を使えば、なんとかホンリョンからウノの母を助け出す方法が見つかるかもしれないと考えたからだ。
結局巫女自身は分からなかったものの、9代前の祖母ならば方法がわかるかもしれないと、9代前の祖母を呼び出したくれた。
そうして教えられたのだ。
彼の母を救うには、まず彼の母が一番望んでいるものを知る事だ…と。
蘇るジュワルの記憶
ウノやアランがあの日の真実について調べていた頃、ジュワルはホンリョンに呼び出されていた。
そうして命じられたのだ。
ウノを殺害するように…と。
魂を喰らっていないせいで力の弱まっているホンリョン。
そこに来て、ウノの母がウノと接触した事で力を強めていた。
その証拠に、消してもらったハズのジュワルの記憶が蘇りつつあるのだ。
それは彼の殺人の記憶。
今まで閏月の満月に、ホンリョンに魂を捧げるために、その命を奪って来た女達の記憶だ。
もともとその記憶が辛くて、次に進めない心の弱いジュワルに仕事を続けさせるため、ホンリョンが彼の中から殺人の記憶を消した。
けれどホンリョンの力が弱まり、最近は頻繁にその記憶が蘇っていいた。
そしてその度に苦しい思いをしていたジュワルだった。
だからホンリョンに、ウノを殺す事で体の中のウノの母が弱まるから、再び記憶を抑え込める…と言われれば、その言葉に納得してしまうのだった。
ずっとあなたを愛してた
自分の命がジュワルに狙われている事など知らないウノは、なんとか私兵との戦いから逃れて役所へと戻った。
するとそこには巫女の元から戻ったアランが彼を待っていた。
彼の母が望むものはなんなのか、彼女はそれを知りたかったのだ。
しかし現れたウノが怪我をおっている事から驚いてしまい、それどころではない。
そうして慣れないアランに、ウノが手当の方法を指示し、なんとか傷の手当をすることに。
彼女が手当をしていると、ウノが突然「おまえに感謝している」と言い出した。
彼は今まで他人に関心がなかった。
そんな自分が幽霊が見えるという事を腹立たしく思ったこともあった。
けれどアランと出会い、彼女と過ごした時間が彼を変えた。
今は幽霊たちの声を聞き、彼らを救える立場に居る事を嬉しく思えるようになっていた。
アランもまた、使道に何かを残せば辛くなると思っていたが、今はそれが変わったのだと言う。
この世を去る時にすべて忘れてしまっても、2人で過ごしたその記憶が、失ってしまうその痛みがあるから、人は生きていけると理解出来たから。
だからアランはずっと避けていた言葉を口にした。
「ずっと愛していたの」と。
その気持ちは彼も同じ。
彼もずっと彼女を愛していた。
何度も何度も伝えたのに、彼女に受け入れてもらえなかったそれ。
けれど今、やっと2つの想いが重なったのだ。
ウノの母の望む事とは?
翌朝、アランはウノに「使道のお母さんの一番の望みは何か考えてみて」と頼む。
ホンリョンを体から追い出す方法を調べたら、体の持ち主の一番の望みを知る事が重要だと言われたから…と。
そうしてウノがそれを考えている間に、彼女はジュワルに会い、ウノの母との関係を訊いて来ることに。
母の望みを考えるように言われたウノは、それを考えつつトルセに母の事を話した。
母は見つかったが、母の体の中に化け物が入っている…と。
そしてその化け物は今、森の中の山小屋に隠れていると話し、邏卒たちを伴い化け物狩りへと向かうことに。
しかしウノたちが山小屋にたどり着く頃には、すでにジュワルがホンリョンを連れ出していたため、山小屋はもぬけの殻だったのだ。
一方ジュワルに会いに行ったアランは、あの日の事をジュワルに訊ねていた。
「若旦那に聞きたい事がある」と。
「ソリムが死んだあの夜、若旦那はあの化け物と一緒だったでしょ?あの化け物とはどんな関係なの?」と。
更に「使道の母上にあの化け物が入った事を知っているでしょ?あの化け物の正体はなに?」と訊ねたアランにあの化け物は天女である…と教えてくれた。
ホンリョンは天女で、人の体を渡り歩いていた。
体を使うには、その体の持ち主の望みを聞き、それを叶えてやる事で体を譲ってもらうのだ。
そう教えられたアランは「じゃあ、使道の母上の望みはなに?」と、そこまで知っているジュワルならば、わかるのではないかと訊ねてみるも、答えは「分からない」と言うものだった。
ジュワル経由では、ウノの母の望みを知る事が困難だと理解したアランは、「じゃあ直接本人に会って訊いてみるわ」と、ホンリョンに会う事にした。
けれど彼女の体をホンリョンがどれほど欲しているかを知っているジュワルは、そんな彼女を止めたのだった。
村人達の苦しみ
化け物狩りが空振りに終わったウノだったが、役所に帰ると捕らえていたハズのチェ大監の使用人のコドルが居なくなっていた。
誰に尋ねることもなく、チェ大監の仕業だと気づいたウノは、チェ大監の元へ向かうことにした。
しかし、ちょうどその時、彼の元へと村人が泣きついて来た。
小作料が払えないなら子供をよこせ!と、チェ大監が子供を連れ去ろうとしているというのだ。
そしてそれは今回が初めての事ではないらしい。
今まで村人は小作料が払えない代わりに…と子供を奴婢として奪われ苦しめられて来たと言う。
村人の訴えに応え、ウノはすぐさま村へと向かうと、今まさに子供が連れて行かれようとしている所だった。
そうしてウノのお陰で無事に子供は助けられ、彼もまた今までの村人の苦しみを知る事になった。
そんなチェ大監の支配から脱するためにも、両班の身分でないトルセを裨将(ピジャン)に任命したウノ。
今まで役所のために貢献し、邏卒も立派に育てた事に報いる形で。
そして人々に宣言した。
「ここでは身分に関係なく、実力のあるものが出世出来る」と。
けれど彼はまだ知らなかった。
この事が後に自らの首を締める行為となってしまう事を。
死神と天女、2人の縁
一度はジュワルにホンリョンに会う事を止められたアランだったが、彼女はどうしても彼の母を救いたかった。
きっと彼もそれを望んでいるだろうから。
だから再びジュワルを訪ねた。
ホンリョンに会わせて欲しい…と。
そんな彼女に「使道のためか?」と訊ねたジュワルに「そう」と応えたアラン。
その強い意志を感じ取り、ジュワルは彼女とホンリョンを会わせる事に。
その頃ウノの元を死神のムヨンが訪れていた。
ともに化け物を倒すため、手を貸して欲しいと。
彼だって化け物は退治したい。
けれどムヨンの策はアランの体をホンリョンに明け渡す方法なのだ。
アランを誰よりも大切に思っているウノだから、そんな作戦に乗る事は出来ない。
だから死神に「別な方法があるなら手を貸してやる」とし、自分は自分で方法を探すと告げた。
そもそもムヨンとムリョン(ホンリョン)は恋人同士だった。
深く愛し合い求めあった2人だったが、結局結ばれずその生を終えた。
その後兄弟として生まれ、ムヨンが兄でムリョンが妹という関係に。
そこまででも十分すぎる程深い縁。
けれど2人の縁はまだ続いていた。
兄弟としての生を終えたあと、再び2人は天界で再会したのだ。
ムヨンが死神、ムリョンが天女として。
しかし欲深いムリョンには天界での何も望まない暮らしは耐えられなかった。
そうして地上へと逃げ、そのままでは生きながらえる事が出来ないため、人間の体を奪いながら暮らす今の化け物となってしまったのだ。
天界から逃げた時、彼が死神として追いかけていた。
だからあの時捕まえるべきだった。
そこですべてを終えるべきだった。
そんな後悔が、今もムヨンを苦しめていた。
そうしてアランがホンリョンと対面する時が来た。
最初はアランの来訪を聞いたホンリョンに、彼女の体を奪う事を告げられ従うつもりだったジュワルだが、直前でアランに「あの女の言う事に耳を貸すな」と助言した。
彼女を助けたかったのだろう。
そうして彼女がホンリョンの前に出て行こうとしている頃、役所でも大変な事が起こっていた。
ウノとトルセが投獄されてしまったのだ。
ウノが両班ではないトルセに身分を与えてしまった事を罪に問われて。