能登麻美子さん、櫻井孝宏さんのアニメ「ネト充のススメ」第3話「臆病者な君と私」のネタバレ(あらすじ)をまとめました。
前回までの「ネト充のススメ」のネタバレ(あらすじ)
第2話「私たちは何も知らない」
第3話「臆病者な君と私」のネタバレ(あらすじ)
森子からのメール
翌朝、優太は森子からのメールの返信に気づいた。
そしてその内容に落ち込んでいたのだ。
丁寧な文体で誠意のあるものではあったのだが、彼の誘いを断る内容だったから。
そのせいか、その日の昼食で先輩である小岩井に彼女の話を持ち出したのだ。
なぜなら、優太の務める会社のマニュアルを作ったのが森子だったので、名前を知っていたのだ。
そしてその森子は、以前小岩井が勤めていたのと同じ会社だったことも。
そうして彼女の様子を聞いてみると、彼女が会社をやめてしまった話になった。
以前小岩井が支社から電話をしたときに、担当が席を外していて代わりに担当してくれたのが彼女だったのだという。
そしてそのときの彼女は、とても疲れた様子だったと。
優太が食事の誘いを断られ少なからず落ち込んでいた頃、森子はといえばほっとしていた。
散々悩んでしまったものの、無事に返事を出すことが出来たからだ。
これで今日からは安心してネトゲを楽しめる!と思っていたのだ。
優太の気持ちなど知らずに。
リリィからの贈り物
「ネトゲの空気はうめぇ!」
久々に悩みなくログイン出来た森子こと林は、ネトゲの空気を満喫していた。
そうしてログインしてすぐに、同じ@家パーティーのぽこたろうと出会った。
すでに同じギルドのライラックから彼の悩みを聞いていたぽこたろうは、スッキリした様子の彼を見て、悩みが解決したようだと安心していた。
そうして二人が話をしているそのとき、林の元へリリィからプレゼントが届いた。
好意で贈ってくれたものだろう。
けれどそれは高価なアイテムだった。
「これは重いな」とつぶやく林に、ぽこたろうは思い出話をしてくれたのだ。
それはまだぽこたろうが初心者だった頃の話。
やはり同じギルドのNicoが彼に高価なアイテムを贈ってくれたのだ。
最初は申し訳ない気持ちだった彼だが、Nicoは先行投資だというのだ。
今後強くなって借りを返してくれと。
その言葉に、Nicoが初心者の自分を応援してくれている気持ちを感じたぽこたろうは、以来ありがたく好意を受け、自分に出来る範囲のお礼をすることにしたのだという。
だから林くんもリリィちゃんの下心ごと受け取ればいいと。
下心と言ったぽこたろうの言葉に、一体リリィはどんな下心があるのだろう?と気になってしまった林。
しかし悩んで居ても仕方がないと、リリィがよくいるあの場所を目指した。
リリィの下心
案の定、いつものあの木の上に一人座っていたリリィ。
彼は彼女に駆け寄り、プレゼントのお礼を伝えた。
未だプレゼントを身に着けていない彼に、「いいえ。林さんの趣味とは違ったかもしれませんが…」と少し寂しげに返す。
そんな様子に林は慌てて、そんなことはないのだと伝えた。
そうしてここからが本題だ。
どんな意図があって、どんな下心でこの贈り物をくれたのか?それを知りたいのだ。
だから言葉に悩んだものの、「リリィさんの下心ってなんですか?」とストレートに訊ねてみた。
下心という言葉に一瞬驚いたリリィだったが、少し考えた後、昔話を聞いて欲しいと続けた。
リリィはその昔、支援職モテキがあり、毎日たくさんのパーティーへの誘いが耐えなかった。
ありがたくはあるが、あまりに多いそれに辟易してしまっていた。
更にそんなリリィに追い打ちを掛けるように、「あんた、うちのギルマスとどういう関係なの?」と、ヤキモチを妬いた女性にひどいことを言われたりもした。
そうしてネトゲとはいえ、人間関係の難しさを痛感して落ち込んでしまったリリィ。
そんなとき、カンベが助け舟を出してくれたのだ。
「俺の相方ってことにすればいい」と。
そうすればやたらとパーティーに誘われることもなくなるだろうと。
そんな過去もあって、あまり深くネットで人と付き合わないように過ごして来たのに。
林に出会い、一緒に冒険をするうちに楽しくなってしまったのだという。
だからもっと仲良くなりたくて、いつも一緒に遊びたくて。
そうしてたどり着いたのが、「林さんと相方になりたい」という答えだったのだ。
さらなるネト充生活へ
そうしてリリィの過去と今の思いを聞いた林こと森子は、「相方になってください」のリリィの言葉に、画面の向こうで悶ていた。
相手は女の子だし、ネットで出会った人だ。
それでも彼女の言葉は、森子の心を揺さぶったのだ。
キュンキョンする心を抱えながら、リリィの相方になることを決意。
そうして二人はお揃いの衣装に着替え、相方としてプレイすることに。
そんな二人のやり取りをギルドのメンバーが影に隠れて見守っていた。
見ていたのはギルマスのカンベと、先程林に相談されたぽこたろう、そしてライラックの3人だった。
みなリリィが過去に人間関係のトラブルにあったことを知っていた。
だからまるで彼女を見守る親のように「仲良くなれるやつと出会えてよかったな」と祝福していた。
そうして森子は、リリィの素敵な提案により、さらなるネト充生活へと一歩踏み出したのだった。