イ・ジュンギさん主演ドラマ「アラン使道伝」第8話「閻魔の怒り」のネタバレ(あらすじ)をまとめました。
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チェ大監を恐れて
目覚めたウノはトルセの制止を無視し、アランを探しに馬で飛び出した。
邏卒(らそつ/兵士)が既にアランの捜索に当たっているが、ジュワルが連れ帰っている為、当然発見されない。
彼も邏卒と共に辺りを探してみるも、やはり彼女は見当たらず「ちゃんと目覚めたか?」と一人、ここには居ない彼女を案じていた。
その頃ジュワルは、「役所までお世話になるわ」と言って眠ってしまったアランを自分の邸へと連れて来ていた。
助けた彼はやはり腑に落ちない。
彼女は崖から落ちたと聞いていて、実際現場で崖を見上げて見たものの、人が落ちて助かる高さではなかったのだ。
「一体、何者なのだ?」寝ているアランに尋ねてみるも、答えは返ってくるはずも無い。
ウノが役所へと戻ると、役人三人がチェ大監の話をしていた。
ウノが発見した骨の墓から見つけ出された遺骨は、彼の留守中も誰も尋ねてくる事がなく、未だ身元不明のまま。
彼らの話によると、チェ大監は騒がしいのを嫌い、役所に村人が出入りするのも良しとしないんだとか。
だからソリムの葬儀の際にも、村人は一人たりとも弔問に訪れなかった。
チェ大監を恐れたからだ。
そして今回もまたそうなのだろう。
アランが見つからない事と、怪我が酷い事でぼんやりしているウノに、役人たちのそんな話を聞いてしまったトルセが教えてくれたのだ。
この村の人々は、みんなチェ大監を恐れていて、だから誰も役所へは来ないと。
そしてソリムの時もそうだったのだ…と。
魂を滅する剣
アランの体を狙うホンリョンは、魂を滅する刻印の剣を作り、二人の男(悪霊)に持たせた。
目的はまだ分からない。
けれど二人は死んだばかりの魂の元へと行き、一人を滅して、その人を殺そうとしていた男だけを連れ帰ろうとしていた。
けれどそこに死神が現れた。
死んだ魂を迎えに来たのだ。
そうして今度は死神を相手に戦う。
ホンリョンの悪霊たちはなかなかの手練れのようで、死神を軽くあしらいその魂を滅してしまった。
けれどそこにアランの宿敵である死神、ムヨンが現れた。
彼は死神の中でも相当に腕が立つ為、ムヨンにより二人のうち一人はやられてしまった。
しかしその隙をついて、もう一人が例の男の魂をホンリョンの元へと連れ帰った。
一体その魂で何をしようとしているのだろうか?
悪霊に逃げられたムヨンは、事の顛末を玉皇上帝と閻魔に報告。
すると死神を可愛がっている閻魔はひどく憤慨する事に。
「わしの大事な死神を!」と。
そんな中、玉皇上帝は「もう魂を滅するまでに力を取り戻したか」と言うのだ。
どうやら二人は今までの一連の事件の犯人であるホンリョンを、昔から知っている様子。
けれどムヨンにはその者を捕らえるように依頼はするものの、決してその正体を明かさない。
そこにも何か秘密が隠れているのかもしれない。
目覚めたら知らない家
アランは目覚めると知らない家にいた。
若旦那に助けられた記憶はある。
だから若旦那を探してみるも見つからない。
役所に戻らないと使道が心配するから…と、若旦那を探すために邸内を歩いてみる。
元幽霊だった彼女は、未だに幽霊をみる事が出来る。
いくら探しても人間に出会えないなら、幽霊に尋ねてみればいいと、家には必ずいるさまざまな幽霊を探してみた。
けれど不思議なことにまったく幽霊の姿が見当たらない。
そうして歩いているうちに、ホンリョンが住んでいる離れへとたどり着いてしまった。
離れへと向かう道で、「誰かいませんか?」と声を出して歩いていると、ホンリョンと面会を済ませたチェ大監が現れた。
怪しい力を持つホンリョンは、チェ大監に栄華をもたらした人。
けれどそんなホンリョンの存在を外に知られる訳にはいかない。
だから見知らぬ娘が離れへの道を歩いているなんて、あってはならない事なのだ。
そうしてアランの腕を掴み、チェ大監が何者でどうしてここにいるのか?と問いただしていると、そこにジュワルが現れ、自分の客人だと助けてくれた。
そんなジュワルに連れられ邸の敷地を出て邸を振り返ると、見覚えのある景色があった。
それは以前ウノとともにソリムの許嫁を訪ねた時に、覗き込んだ景色だった。
驚いた彼女は「若旦那の名前は何?」と尋ねてみると、名乗ってなかったことを思い出したジュワルが「チェ・ジュワルだ」と教えてくれた。
名前を聞くと何故だろう、やはり胸がドキドキとするのだ。
ずっと会っていて全く気づかなかったのに。
ドキドキしたりしなかったのに。
ご機嫌斜めのアラン
ウノはずっとアランを探していた。
けれどどこへ行っても見つからない。
そしてついに、あの骨の墓までやってきた。
所がそこに骨の墓は無くなっていたのだ。
近づいてよく確かめてみれば、墓の穴を埋めた跡が。
その頃アランは、ジュワルが許嫁だと知りショックを受けていた。
だって彼は彼女に名前を尋ねたから。
許嫁だったのに、ソリムだと全く気付いていないから。
そうして役所へと歩くアランをジュワルが追いかける。
ついてくるジュワルに「どこまでついてくるの?」と尋ねれば、「最後まで送らせてほしい」という。
自分勝手な彼に「誰かにそっくりだ」と彼女が言うと「使道に似ているのだろうか?」と尋ねる彼。
だから「使道を知っているの?」と尋ねると、衝撃の言葉が帰ってきたのだ。
「イ・ソリムの遺体が見つかった時に、あの現場で会った」と。
つまりウノはジュワルが彼女の許嫁だと知っていたのだ。
ウノはウノで、気付いていないアランを気遣って余計な事を言わなかったのだが、アランはそうは思わない。
ウノが気づかないままジュワルと会っている自分をみて、笑っていたに違いないと激怒したのだ。
そんなタイミングでウノが彼女を探し回って戻り、二人と鉢合わせてしまったものだから、彼女の怒りは爆発。
心配している彼に一言も言葉をかけず、凄い勢いで役所へと入っていく。
彼が後を追っても知らんぷりで、部屋に閉じこもる彼女。
そして一度部屋から出ると「この偽善者が!私の記憶は一つ足りともあんたに渡すもんですか!」と言うのだ。
そんな彼女の言葉に苛立ったウノは、今度はその怒りを役所の職員三人へとぶつけた。
なんであんな事をしたのだ?と。
彼は骨の墓を埋めた事を問うているのだが、三人は遺骨と遺品を勝手に処分した事だと思っているので、話が噛み合わない。
それに気づいたウノが問いただすと、三人は遺骨と遺品を燃やしたと白状したのだ。
チェ大監の指示で。
役人は使道に従え
チェ大監がやりたい放題なのを改めて実感したウノ。
けれど彼はここの使道なのだ。
左遷されてきた大監に好き勝手されるのは面白くない。
だから「役人は使道に従え」と命じた。
所がここではそうはいかないと言い張る役人たち。
他とは違い、ここはチェ大監様が法なのだと言う。
そんな中使道の好き勝手が大目に見られて来たのは、あなたがキム大監の息子だからだと。
そこまで言われて黙っていられるウノではなかった。
今まで悪事は見て見ぬ振りだったが、そうも言っていられない。
だからチェ大監を呼び出すことに決めたのだ。
ウノがそんな決意を新たにしている頃、ジュワルの部屋ではホンリョンが帰りを待っていた。
彼女は気づいていたのだ。
大監の邸にアランがいた事を。
なのに報告がなかった。
会わせて貰えなかった。
戻ってきた彼に「まだ私を信じられぬか?」と尋ねるホンリョン。
本当はホンリョンが何を企んでいるのかを知るまでは、アランを会わせる訳には行かないと思っていたのだ。
そんなジュワルにホンリョンは教えてくれた。
あの娘は死なぬのだ。
何度死んでも死なぬのだ。
生きた体に死んだ心臓を持っている。
噂では聞いた事があるが、本当に居たとは。
あの娘の体を手に入れる事が出来れば、私は永遠に生き続ける。
そうすれば、もうお前も閏月に手を血で汚さずとも済むのだぞ。
そんなホンリョンの話に、ジュワルは不安になってしまう。
もうあの頃の惨めな自分に戻るものかと、手を血で染めてきたのに。
アランを手に入れたら、自分は用無しになるのでは?と思ったからだ。
けれどホンリョンは言うのだ。
「あの娘の体を手に入れたら、私を母と呼んでくれぬか」と。
そうしてジュワルに指示したのは、アランの一番の望みを聞き出す事。
彼女に信頼され、なんでも話して貰える関係になればいいと。
恋人になってはどうだろう…とも言われた。
そして恋人になっても、心はここに置いて行け…と言うのだ。
そう言われたジュワルは、早速翌日からアランを訪ねて来た。
その日はちょうど大監が役所に呼び出された日で、ウノは官服を着て待ち構えていた。
ここの長は自分なのだ…とチェ大監に知らしめようと。
なのに現れたジュワルに、ソワソワと落ち着かなくなってしまう。
アランが気になって仕方ないのだ。
だから二人の様子を盗み見ていると、これから二人で出かけると言う事で話がまとまってしまう。
二人きりなんて阻止したい。
けれどそんなタイミングで、彼が呼び出したチェ大監が役所に到着してしまった。