[amazonjs asin="B00JP3222M" locale="JP" title="「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!"]
著者:苫米地英人
フォーマット: Kindle版
ファイルサイズ: 729 KB
紙の本の長さ: 134 ページ
出版社: コグニティブリサーチラボ株式会社 (2014/4/14)
販売: Amazon Services International, Inc.
言語: 日本語
出会い
「頭のゴミ」とはなんだろう?
脳が目覚めると、仕事の効率が上がるのだろうか?
分からない事だらけのまま、ダウンロードさせて頂いた一冊。
単純に仕事の効率があがったらいいな…くらいの気持ちで手にしたので、衝撃的な出会いでした。
とても勉強になる本でした。
感想
思っていたものとは全く違う内容に驚きました。
出会いの所でも書かせて頂いたように、「仕事の効率をアップさせる方法なのかな?」と、無知故に思ってしまいました。
そうなのです。
私は苫米地先生を知らなかったのです。
本を読み始め、内容に驚いたものの、最初は随分と乱暴な理論だな…とも思いました。
所が繰り返し色々な角度から「頭のゴミ」について教えてくれているので、最初の印象は途中ですっかり消え、すんなりと先生の言葉が入って来るようになりました。
ずっと「引き寄せが好き」「引き寄せを勉強している」という話をしていたと思いますが、その引き寄せに必要なのは、ゴミを捨てる事なんだな…と理解出来ました。
宇宙の力とか抽象的な事ではなく、なぜそれがゴミで、それを捨てる事で脳でどんな事が起り、その結果どうなって行くのか、大変勉強になりました。
そして自分の幸せ、自己中心的な幸せしか考えられないのはゴリラレベルで、目指す幸せの中に他人が入って来て、始めて人間の幸せになるんだ…というのも衝撃的でした。
いや、他人の幸せを願って初めて自分の幸せと言う部分が衝撃だったのではなく、「ゴリラ」の部分が(笑)
私はまだまだゴリラなんだな…と思いました。
そして大変余談ではありますが、今フラッシュを見ている所なので、ゴリラと言われた時に、グロッドが頭の中に出て来ました(笑)
同じゴリラなら、せめてグロッドくらい賢いゴリラで在りたいと(笑)
話を本の感想に戻しますが、すごく素敵だなと思えたのが、「より臨場感の強いものを脳は現実だと理解する」という所でした。
例えば私がアメリカで生活したいと考えているとして、頭の中でアメリカでの生活をより臨場感を強くして思い描くとします。
こんな家で暮らして、こんなお友達が居て、こんな所でお買い物をして…と細かく。
更に友達とどんな会話をしているのか、そのときの友達の表情、声のトーンと、出来るだけ鮮明に思い描けたとします。
そうする事で、その理想のイメージの臨場感が強くなり、脳がその生活が私の「現実」だと認識する。
じゃあ、こうして日本で引きこもってブログを書いているこの私の暮らしはなんだ?と、脳は思い、早く元に戻さなければ…という働きを起こすのです。
「元に戻す」というのは、脳が現実だと思っている方へと、方向を修正していく事。
つまり脳が自ら私が勝手に思い描いたあの世界へと方向修正してくれる…という事なのです。
そういう事を専門用語入りで説明してくれています。
コンフォート・ゾーンとか、スコトーマとか。
まだちゃんと専門用語を使える程理解が追いついていないので、私の理解出来た範囲で説明してみました(笑)
中学生の頃だったでしょうか?
国語の先生が、高校受験に際し、合格後の自分を思い描きなさい。
行きたい学校の制服を着て、その学校に通って楽しい高校生活を送っている自分を。
…というような事を話してくれた事がありました。
その当時は、まだ良く分かっていませんでしたが、これもそのイメージの力、より臨場感を持ってイメージする事で、脳がその現実に向かって働いてくれる事を利用し、合格を目指すという方法を教えてくれて居たんですね。
そして「時間は未来から過去へと流れていく」というのも、すごく衝撃的でしたね。
例えば今何かを買う為に、お店に入った。
それはどうしても今買って帰らないといけないもの。
けれど、そのお店では売り切れだった。
あぁ、せっかく買いに寄ったのに、ついてないな…と思う。
その後、別なお店に入った所、その買わなければならなかった品物が、セールで販売されていた。
やった、セールで安く手に入ってしまった!…と、嬉しい結果に。
そこまで来た時、最初のお店で売り切れで「ついてない」と思ったそのことは帳消しになり、「むしろここで安く手に入れる為に、あのお店では売り切れだったのかも知れない」とプラスに考える事が出来る。
そう、「ここで安く手に入れる為に売り切れだった」と、流れのスタートが安く買ったという、売り切れよりも未来の話になっているんですよね。
通常私達の概念では、過去から未来の方向に流れていると思われている時間が。
そのたとえ話を聞いた時、なるほど、本当に未来が起点となっているな…と。
そんな風に、最終的にはどんな理論も、なるほどと思わせてくれる素敵な本でした。
色々な考え方を変える事が出来たように思えます。
まだ頭のゴミを捨てきれてはいないものの、脳が目覚めるキッカケをくれた本です。
今後、しっかりと目覚めさせていけるか否か、それは明日からの私次第。
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オススメ度&満足度
オススメ度:★★★★★
個人的満足度:★★★★★