吉田よしか「ディズニーシーであった心温まる物語」

この記事は約3分で読めます。

[amazonjs asin="4860637917" locale="JP" title="ディズニーシーであった心温まる物語"]

著者:吉田よしか
フォーマット: Kindle版
ファイルサイズ: 7009 KB
紙の本の長さ: 157 ページ
出版社: あさ出版 (2016/8/2)
販売: Amazon Services International, Inc.
言語: 日本語

スポンサーリンク


出会い

ディズニーランド版の、この作品と同じような作品を読んだ事があります。
とても感動して、ディズニーの魔法にかかったように、優しく温かい気持ちになれました。


感動したエピソードをいくつか母に聞かせると、どんどんそう言うエピソードを知りたいとせがまれるように。
ならば他にも…と積極的に探して見つけたのが本当にこの本。


感想

凄く良かったです。
ランド版のこう言う本は、キャストの方の体験談がメイン。
一方こちらは、キャストの体験談もあるものの、殆どがゲストの方が経験したもの、目撃したものから構成されていた。


自分はキャストの経験もないからか、ゲストサイドの視点で進むこちらの方が、より感情移入できたように感じました。


心に残っているエピソードは、指輪の石を失くしてしまった女性の石をキャストの皆さんが探してくれたものと、トイレのために列を離れた親子のお話。


指輪のお話は、ショーの後にキャストの皆さんが1時間以上探してくれた上に、ゲストの方が帰られた後も一週間探し続け、見つからない事を詫びる電話まで掛けてくれたもの。
その中で、「たとえ失くしたものがハンカチ一枚だとしても、頂いた大切なものかも知れない、思い出の詰まったものかも知れない。だからゲストなよ方の想いのためにも、キャストは全力でそれを探す」と言っていたキャストの方の言葉。
そんな思いで落し物を探してくれるスタッフが、一体どこにいるでしょう?
多分そこまでの気持ちでゲストと向き合ってくれるのは、ディズニーだからこそだと思います。


もう一つ、トイレに行くために列を離れた親子は、小さい娘さんが我慢できずに、列を離れる事になり、戻ったらまた並びたいとただをこねる。
70分待ちを、残り20分まで待ってトイレに向かい、また70分も待つのは無理だとなだめる母。
そんな二人のやりとりに、その親子が列を離れる前に、二人の後ろに並んでいたカップルの彼氏さんが、「おかえりなさい、ここですよ」と声をかける。
すると周りの他のゲストのみんなまでもが、「おかえり」と二人を招く。
恐縮する母に「トイレに行ってきただけなんだから、大丈夫」とみんなが優しい言葉をかける。


そんなゲストがゲストにかけた優しい魔法。
ステキな魔法が起こるのもディズニーだからかも知れません。


車でディズニーに向かう途中、事故に遭い、以来ディズニーから遠のいてしまっているけれど、この本を読んでまたディズニーに行きたくなりました。
やっぱりディズニーは、本で触れたような優しさに満ちた場所だから。
あの場所にいると、こんな自分でも優しい人になれたような気がするから。


日常の中でも、ディズニーにいる時のような気持ちで、身近な人に優しく温かい魔法が使える人になりたい。


オススメ度&満足度

オススメ度:★★★★
個人的満足度:★★★★★


読んで良かったと思えるステキな本でした。
心が満たされたような、洗われたような、そんな気分をぜひ味わって見てください。


スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました